説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneが勝手に文章を読み上げはじめました!?』という質問に答えます。

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特に指示した覚えもないのに、iPhoneが長々とした文章を読み上げはじめたのですね? となると、原因はおそらくアクセシビリティ機能のひとつ「スピーチ」です。ふとした拍子に動作することがあるので、ドッキリするかもしれません。

この「スピーチ」は、WEBページやメールなど画面上にテキストが多くあるアプリで使用すると、全体を読み上げてくれます。合成音声ですが、意外に自然なイントネーションということもあり、手が離せないときにニュース記事の内容を知りたい場合などに重宝します。

スピーチは画面上部(メニューバー付近)から下方向へ指2本でスワイプすると起動しますが、iPhoneの画面に軽く触れた程度で起動してしまうこともあります。iPhoneを消音にしていない場合、結構な音量で読み上げはじめることもありますから、内容がちょっと……なWEBページを見ているときに起動しようものなら大惨事間違いなしです。

テキストの読み上げ機能は必要ない、誤って読み上げられてしまうほうが怖ろしい、という場合にはスイッチをオフにしておきましょう。『設定』→「一般」→「アクセシビリティ」→「スピーチ」の順に画面を開き、「画面の読み上げ」スイッチをオフにすれば、以降誤って起動されることはありません。

なお、ホーム画面のように読み上げる項目がない状況で起動すると、「読み上げ可能な内容が画面に見つかりませんでした」と表示され、声を出すことなくそのまま終了します。Safariなど一部のアプリは指2本で触れないよう注意すれば、わざわざオフにするほど害はない機能ですよ。

  • 突然WEBページを読み上げられて困った、という場合は「スピーチ」をオフにします