Malwarebytesは3月5日(米国時間)、「Mobile Menace Monday: Olympics app has more ads than games - Malwarebytes Labs|Malwarebytes Labs」において、過剰な広告を表示するアドウェアについて注意喚起を行った。記事では、オリンピックのライブストリームをうたっていたGoogle Play上のAndroridアプリが、実際には広告の表示が多かったと指摘している。

記事で取り上げられているアプリは、2018年の冬季オリンピックのライブストリーミングを行うアプリとしてGoogle Playに登場したものの、実際には試合のライブストリームを行うよりも多くの広告を表示していたと説明。広告を表示する以外では、アプリがクラッシュすることが多く、目的はライブストリーミングの提供ではなく広告そのものだった可能性があると指摘している。

Google Playには悪質なマルウェアやアドウェアを検出する機能が用意されているが、ここで紹介されているようなアプリを検出することは難しいという。加えて、セキュリティソフトウェアであっても判断することは難しいという見解も示している。

このように、Google Playにはマルウェアやアドウェアであるかを自動的に判断することが難しいアプリが多数存在するため、ユーザーがダウンロードする前にアプリの良し悪しを判断するスキルを持つ必要があると指摘している。

アプリレビュー、レビュー数、インストール数、最終更新日などをチェックするとともに、レビュー数やインストール数が少ない場合、または、レビューの内容が貧弱な場合には注意するようにアドバイスしている。