CP+2018には東芝メモリがブース出展。記録メディアが気になるカメラマンが訪れ、熱気に包まれていました。CP+2018の初日には、プロ仕様のSDHC・SDXCメモリーカード「EXCERIA PRO」に、256GB製品を含む最上位シリーズ「N502」を発表。
最大転送速度は、書き込が260MB/秒、読み込みが270MB/秒と、従来モデルと比較して書き込み速度を10MB/秒、向上させました。さらに、4K・8Kの動画記録に対応するビデオスピードクラス90を冠しています。EXCERIA PROコーナーには、最新のUHS-2対応デジタルカメラも用意しており、高速な連続撮影を手に取って実感できました。
EXCERIAシリーズとしては、NFC搭載のSDHC・SDXCメモリーカードを展示。同じくNFCに対応したスマホをかざすと、メモリーカードの空き容量や、最大16画像のサムネイルを取得して、スマホ画面で確認できます。この製品はすでに販売されていますが、iPhoneのNFC機能に対応した開発中のアプリをデモ。Apple PayのNFC仕様(API)が決済以外にも解放さことで、作成可能になったそうです。
NFCを使って、アクセスロック機能を提供する「Mamolica」も展示。データ漏えいに敏感な企業向けの製品ですが、要望が多ければ一般販売も考えているようです。こちらはSDカード形状だけでなく、MicroSD形状のプロトタイプも展示していました。
SDカードの中には、NANDメモリチップやSDカードコントローラーチップが入っていて、MamolicaはさらにNFCコントローラーチップも必要です。難しい作りになっているのですが、MicroSDカードのサイズに収まっています。
SDカードにWi-Fi機能が入っている「FlashAir」も、ユニークな製品のひとつ。プロカメラマンのアンバサダーは、モデルさんを撮影してすぐ、その写真をモデルさんのスマホに即転送して、フィードバックをもらうといった使い方をしているそうです。また、リコーが提供するクラウド写真管理サービス「Keenai」にも対応し、新規入会3カ月無料のクーポンコード付きチラシが配られていました。
フォトアクセサリーアウトレットは朝から行列
東芝メモリは、昨年のCP+2017からフォトアクセサリーアウトレットにも出展しています。一般来場者もオープン時から入場可能。
ということで、午前10時のオープンから「知っていた人たち」が多数。人気なのは高性能なEXCERIA PROで、一部は生産終了品ではあるものの、現在でも十分なパフォーマンスなのです。国内正規品なので、とてもお買い得。また、東芝製のハードディスク製品も販売されていました。