今年も、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で、カメラと写真の博覧会「CP+2018」が開催されました。

モータースポーツのF1でも今年からグリッドガールが廃止されるなど、昨今は美しい女性の活躍を拝見できるチャンスがだんだんと少なくなってきています。しかし、マイナビニュース・デジタルのCP+班は美しいコンパニオンの活躍の場を見逃しません!

ここでは、有効4240万画素の高精細CMOSセンサーを搭載するソニーのフルサイズミラーレス一眼「α7R III」(実売価格は税別370,000円前後)を使って、そんな彼女たちの笑顔をおすそ分けしてもらいました!

  • ここ数年、CP+でいつもトップクラスの人気を誇るのが、三脚メーカーのSIRUIのコンパニオンさん。写真撮影用に、かなり強い照明が当てられるステージに立つので、顔にかかる髪の毛の影をストロボで和らげる撮り方がおすすめ

  • マウスコンピューターのブースでは、長身のお姉さんが人気を集めていた。スリムなウエストが映える角度で狙いたいところ

混み合うことの多いCP+の会場内では、立ち位置を柔軟に変えられない状況が多いため、レンズはソニー純正の大口径標準ズームレンズ「FE 24-70mm F2.8 GM」(実売価格は税別253.000円前後)をチョイス。純正のクリップオンストロボ「HVL-F45RM」に15cmほどの小さなバウンサー(白の反射板)を取り付け、コンパクトなシステムで会場を歩いてみました。

会場は大いに混雑していましたが、α7R IIIのコンパクトなボディーはとても軽快に操れました。ただ、僕の手ではボディーの小ささから小指が余ってしまう感じだったので、別売の「グリップエクステンション GP-X1EM」(実売価格は税別10,800円前後)を装着することでグリップが格段に向上し、楽に撮影が行えました。とても軽量なこのアクセサリー、小指の握り部分だけを拡張してくれるので、α7R IIIの小ささを損なわずに済むのがとても便利。重量級レンズを付けて撮影することの多い人にぜひオススメしたいアクセサリーです。

  • ネットワークにつなげるHDDシステムであるNASを紹介しているSynology。商品と絡めたポーズの作り方が上手い彼女は、全身かバストアップかを伝えれば、それに合わせたポーズをとってくれます!

撮影していて何よりも便利だと感じたのが、α7R IIIの瞳AF機能。文字通り、人物の瞳にピントを合わせてくれる機能です。スタイルの良い彼女たちの全身を入れて撮るような場合、顔はどうしても画面の端の方になってしまうのですが、そのような厳しい状況でもきっちりと瞳にピントを合わせてくれます。ピントに関しては、カメラを構えてシャッターを押すだけで手間いらずでした。横顔を撮らせてもらったり、振り向きでポーズをもらうときに瞳をロストしても、きちんと顔認識に自動的に切り替わるので、ピンボケの失敗は皆無でした!

  • たくさんの撮影用品ブランドを扱うHAKUBAのブースでは、カメラバッグシリーズ「GW-PRO」コーナーに立つ彼女を全身で!

そして、何といっても仕上がりには大いに満足できました。イベント会場ではいくつかの光源が混ざり合ううえ、さらにストロボを発光させるので、顔の発色が濁りがちになります。しかし、そのような厳しいシチュエーションでも、肌色の健康的な発色が嬉しい仕上がりになりました。今回の記事では、解像度を少し落とした写真しかお楽しみいただけませんが、4000万画素超えの画像サイズなのでトリミング耐性も文句なし。今回はJPEGオンリーでの撮影でしたが、撮って出しが使える実用度が高いカメラだと改めて実感しました。

  • 東芝ブースでは、FlashAirコーナーに清楚なコンパニオンさんを発見。顔色が濁りやすい照明が当たっている場所なので、ストロボで発色の濁りを取るように心掛けたい

今年のCP+は、メーカーのステージやセット内のモデルは展示されているデモ用のカメラでしか撮影できないブースがほとんどでしたが、気さくに撮影に応じてくれる素敵なコンパニオンさんたちもちゃんとスタンバイしています。

会場内を見ていると、黙ってカメラを向ける人が多いように見受けられました。しかし、ちょっと声をかけてコミュニケーションを取れば、いい表情の写真が狙えるチャンスが増えると思います。ぜひ、愛用のカメラを手に会場に足を運び、楽しいCP+を満喫してください!

  • 古くから画材を扱い、高品位なアートプリント用紙を発売しているCanson。このブースでは、立ち位置を変えてもらうだけで、黒いバックと白いバックの背景が選んで撮影できそう

  • オリンパスブースの受付にいた3人娘。青のコスチュームがまぶしい!

(文・写真/吉村永)