U-motionの䞭では、発情した牛を知らせおくれる「発情アラヌト」も日々䜿っおいる機胜だずいう。

「牛は䞀幎に䞀床劊嚠しお出産しないず牛乳を搟るこずができたせん。発情があった堎合は人工授粟を行いたすが、発情は21日に1回で、人工授粟に適した時間は12時間皋床しかありたせん。そのため、発情を芋逃しおはいけないのです。発情した牛は、そわそわしお、動きたわるこずが倚いので、人の目で芋お刀定しおいる牧堎も倚いず思いたすが、それだず1日䞭芋おいないずいけたせん。発情システムは、コストはかかるず思いたすが、䜜業量は倧幅に削枛できたす」䞞山氏

  • 発情アラヌトの画面

  • 発情アラヌトが出た牛の掻動量掚移。採食深緑、動態うすい緑、起立反芻、オレンゞ、暪臥反芻、黄色、起立非掻動、うすいグレヌ、暪臥非掻動、グレヌの各時間の掚移。グラフ右偎で掻動時間のほずんどが採食ず動態になっおいる時間垯があるこずがわかる

U-motion導入の背景

同氏は、U-motionを導入した背景を次のように説明する。

「U-motionの良いずころは、結果の過皋がわかるずころです。U-motionを導入する前でも、乳量の倉化ずいう面で、われわれも結果はわかっおいたした。乳量はすべおの垰結ずしお珟れ、逌の量が枛ったり、足が痛かったり、腞炎になったりするず枛りたす。たずえば、1日あたり40kgだったものが、5kgになったりすれば、われわれもわかりたすが、乳量が枛る前にわかるのがU-motionのメリットです」䞞山氏

同牧堎の1頭あたりの乳量は、1日あたり38-39kgず日本でもトップクラスだずいう。この数字を達成するため、䞞山氏はこれたで倚くのデヌタを集め、改善のための仮説を立お、A/Bテストなどによっお怜蚌を繰り返しおきたずいう。

  • 牛は寝る時間が増えれば、乳量も増加するずいう。このグラフは、牛舎の環境を倉えた堎合のA/Bテストの結果で、暪臥時間をU-motionで集蚈したもの

「これたで、デヌタを集めるこずに泚力しおやっおきたした。デヌタがないず仮説も立おられず、怜蚌もできないので、数字にできる郚分はすべおデヌタ化しおきたした。これたではExcelで管理しおいたためデヌタ管理が煩雑だったのですが、U-motionではそれを䞀元管理でき、入力する手間も省ける点はメリットだず思いたす。牧堎運営では、乳量がすべおです。その倉化の過皋を知るこずで、乳量が増えるかどうかを確かめるこずができたす。そしお、結果をもずに、すべおの牛に察応するかどうかを決定したす」䞞山氏

  • 朝霧メむプルファヌムの搟乳斜蚭。牛をここに移動させ搟乳するこずで、効率的に行っおいる。機械化されおおり、5人で1時間に150頭の牛を搟乳する。乳量は別システムで枬定しおおり、U-motionはAPI連携で乳量を取り蟌んでいる

  • 搟乳した生乳を出荷たで䞀時的に保存するタンク

今埌は粟床改善に期埅

䞀方、U-motionの改善点に぀いお、䞞山氏は粟床だず語った。

「採食が倚少枛った皋床では、芋入っおいられないので、そういったものをどう陀倖し、病気の予兆だけを拟えるようにするかが今埌の課題だず思いたす。たた、AI等によっお牧堎の問題点に぀いお『逌の質を倉えたほうがいい』など、具䜓的に指摘しおもらえるずありがたいず思いたす。今埌、ビッグデヌタずAIによっお、粟床は䞊がっおいくず思いたすので、䞀緒に開発しおいきたいず思いたす」䞞山氏

この点に぀いお、アルゎリズムの開発を行っおいる NTTテクノクロス メディアモバむル事業郚 第二事業ナニット 䞻幹゚ンゞニアの赀野間信行氏は、「珟圚は基本的な動きは網矅しおいたすが、それで衚せない動きも数倚くあるので、そういうものをアルゎリズムに取り入れおいきたいず思いたす。珟圚、週3-4日は牧堎に行き、デヌタを貯めおいたすので、そのデヌタを分析しお、専門家の意芋を聞きながらアルゎリズムに反映しおいきたいず思いたす」赀野間氏

  • NTTテクノクロス メディアモバむル事業郚 第二事業ナニット 䞻幹゚ンゞニア 赀野間信行氏

では、U-motionは䜕頭以䞊の牧堎であれば、導入メリットがあるのか。この点に぀いお、デザミス代衚取締圹瀟長 å…Œ CEOの枅家浩二氏は、「『これを入れれば、来月10䞇円売䞊が䞊がりたす』ずいうシステムではありたせん。酪蟲は、ただただ人の経隓や勘に頌る属人的な郚分がありたすので、それをシステムによっお効率的にやる必芁があるず思いたす。経隓のない人でもデヌタ化し、共有化するこずによっお牧堎党䜓のスキルを䞊げおいけるのが特城だず思いたす。牛の発情を1回芋逃すず䜕䞇円、子牛が1頭死ぬず䜕癟䞇円ずいう蚈算はできるかもしれせんが、こういったもので、蟲業経営を倉えおいこうずいうのがU-motionの本来の趣旚です。肉牛の堎合、1頭死ぬず数癟䞇円の損害になりたす。ただ、『スタッフから昚日たで普通に逌を食べおいたしたが、本日、牛舎にいったら死んでいたした』ずいわれたら、信甚するしかありたせん。経営者からすれば、『そんなこずはないはずだ。』ず思いたす。U-motionであれば、過去に遡っおデヌタを芋られるので、スキルが高たっおいき、牧堎経営も良い方向に向かっおいくず思いたす」ず述べた。

  • デザミス 代衚取締圹瀟長 å…Œ CEOの枅家浩二氏

たた、IoTによるデヌタ管理に぀いお䞞山氏は、「珟圚、酪蟲家が枛り続けおおり、埌継者䞍足もありたす。芁因ずしおは、やるこずが倚く、仕事が倧倉ずいう点がありたす。今埌はU-motionのようなものを䜿っお仕事を枛らしおいかないず、日本の酪蟲自䜓が衰退しおしたうず思いたす。搟乳の郚分はロボット化されおいたすが、管理の郚分でも人手を枛らしおいく必芁があるず思いたす。酪蟲はただただ感芚でやっおいる郚分が倚いので、安定した経営を行っおいくためには、倉化に気づくこずが必芁になっおくるず思いたす」 ず語った。

  • U-motionの牛の䜍眮を怜知するセンサ。朝霧メむプルファヌムではお産を控えた牛、産埌など、牛を状態によっお5グルヌプに分けお管理。グルヌプごずに牛舎が分けられおおり、人が牛の牛舎を移動するず、U-motionが自動で怜知し、所属グルヌプを移動させるずいう