「Zolo Liberty+」はZoloブランドの完全ワイヤレスイヤホン。元々はKickstarterで3億円以上の支援金を集めた製品で、日本ではモバイルバッテリなどで知られるAnker(Anker Direct)が正規代理店として、Amazonで販売しています。

  • 「Zolo Liberty+」税込14,980円

税込み7,999円の下位モデル「Zolo Liberty」も販売されていますが、Zolo Liberty+は充電ケースを合わせた最大使用時間が24時間→48時間、ドライバーサイズが5.6mm→6mm、接続方式がBluetooth4.2→Bluetooth5.0にアップグレードされており、周囲音取り込み機能が追加されています。

  • Zolo Liberty+はカナル型(密閉型)の完全ワイヤレスイヤホンです

  • イヤホン本体では最大約3.5時間、充電ケースを合わせて最大約48時間利用可能です

  • カナル型(密閉型)は、インナーイヤー型(開放型)の「AirPods」などと比べると遮音性に優れますが、長時間利用していると圧迫を感じやすいというデメリットがあります

  • イヤホンをずれないようにするためのカバー「GripFitジャケット」が計4種類、イヤーチップが計3種類同梱されています(イヤホン本体に装着済みを含む)

音質は標準以上。音切れの少なさがGOOD

肝心の音質は、ワイヤレスイヤホンとしては標準以上のレベルです。デフォルトでは高音重視の音作りですが、クリアで広がりのある音を聴かせてくれます。特筆すべきは音の途切れがほとんど発生しないこと。渋谷や新宿の繁華街を歩いていると他社製完全ワイヤレスイヤホンでは時折音の途切れが発生したことがありますが、Zolo Liberty+では明らかにその頻度は少ないです。

  • 個人的には屋外で聴くためのイヤホンは低音重視が好みですが、イコライザーでカバーできるレベルです

  • 「Zolo Life」というアプリケーションをインストールすれば、ポップ、ジャズ、EDM、クラシック、バランスなどのプリセットで音の傾向を変更可能です

使用時間とトレードオフ、充電ケースは大きめ

ただ、いくつか不満点もあります。ひとつは充電ケースが大きいこと。ポケットがたくさんある冬服ならよいですが、夏場はどこに携帯するべきか悩みどころです。また片方だけ利用できるのが右イヤホンのみという仕様も地味に不便です。

  • 本製品の充電ケースは約116g。サイズ的にも結構かさばるので、ズボンの前ポケットなどに入れるのは現実的ではありません。ちなみにAirPodsの充電ケースは46gです

しかし、適切なGripFitジャケットとイヤーチップを選択すれば良好な装着性を得られるZolo Liberty+は、頭を傾けながら動いていても落ちることはありません。実際洗車などの際にAirPodsはポロポロ落ちますが、Zolo Liberty+で落下することはありませんでした。寒い日、風が強い日にAirPodsの落下に悩んでいる方にオススメしたい製品です。