ヤフー(Yahoo! JAPAN)は1月15日、産官学から9企業・17アドバイザーが参画する京都工芸繊維大学新世代クリエイティブシティ研究センター(NEO)と共同で、Yahoo! JAPAN紀尾井町オフィス内のオープンコラボレーションスペース「LODGE(ロッジ)」において、1月15日から2月6日の間、新しい働き方を探求する公開実験「“はたらく"のつなぎかた」を実施することを発表した。

具体的には「空間デザインチーム」「センシングチーム」「作法チーム」の3つに分かれて、公開参加型の実験を行う。

「空間デザインチーム」では、特徴的な形のベンチや雲の形をした半透明のパーティションなど、NEOがデザインした家具のプロトタイプをLODGE内に設置し、さまざまな使い方や行動を促す。見慣れない形の家具や、変わった姿勢での作業が、出会いや交流のきっかけとなるか、その効果を検証する。

  • ヤフーが探求する新しい働き方

「センシングチーム」では、温度、湿度、騒音、照度が取得できる環境センサーや、利用者の動きや軌跡を取得する人流センサーなど、5種類のIoTセンサーやデバイスをLODGE内に設置し、取得したデータを集約しLODGE内のモニターにリアルタイムで表示し、働く環境を可視化する。

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「作法チーム」では、LODGEで初めて出会った利用者同士の交流を促すさまざまな仕掛けを施したイベントを実施。イベント参加者はバッジをつけ、LODGE内で互いに挨拶を交わし自己紹介カードを交換する。また、「環境/エネルギー」や「教育/生涯学習」などのテーマによって作業エリアを区切るなど、興味関心の近い参加者同士の交流を促す仕掛けを施すという。

Yahoo! JAPANでは本取り組みを通し、LODGEを会社や組織の枠組みを越えたオープンイノベーションの場として、同スペースにおけるコミュニケーションを活性化させ、新たな事業やサービスにつながるイノベーションの創出を目指す。