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    ハイレゾ始めました

皆さん、音楽はお好きですか? 私は大好きです! ポップス、ロック、クラシック――アーティストが奏でる音楽は私たちの心を豊かにしてくれます。最近はスマートフォンに音楽データを入れ、イヤホンで聴いている人も多く見かけます。Apple MusicやLINE MUSICなどのサブスクリプション制の音楽配信サービスに加入している人も増えましたね。

でも、少し物足りなく感じている人はいませんか? 好きな曲、好きなアーティストだからこそ、より良い音で味わいたい。イヤホンを買い替えてもどこかしっくりこない。そんなあなたを待っているのが、そう、「ハイレゾ」の世界です。CDよりも高音質なハイレゾ音源なら、楽器ひとつひとつの音色、情感豊かなヴォーカル、すべてが一体化したときの臨場感を感じとることができるのです。

ただ、ハイレゾを楽しむためには、いくつか準備が必要です。そのひとつがハイレゾを聴くためのデジタルオーディオプレーヤー(DAP)です。今回は、ハイレゾにチャレンジしたい音楽ファンのために開発された、ACTIVOの「CT10」というDAPをお借りしました。ハイレゾ初心者の方にもわかりやすいようレビューしていきます。

  • CT10

    今回はACTIVOの「CT10」というデジタルオーディオプレーヤーを使います

パソコンが苦手な人でもハイレゾを楽しめる

ハイレゾを持ち歩いて聴くためには、3つのものが必要です。ハイレゾを再生するプレーヤー、ハイレゾ音源、そしてヘッドホンまたはイヤホンです。

ハイレゾ音源は、ハイレゾに対応するDAC (デジタルアナログコンバーター)を搭載しているプレーヤーで再生できます。音楽専用プレーヤーだけでなく、スマートフォンでもハイレゾ再生に対応している機種がありますね。DACと聞くと難しく感じるかもしれませんが、日本オーディオ協会の基準を満たした機器には、ゴールドの「ハイレゾロゴ」が付いているので、目安にすると良いでしょう。

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    ACTIVO「CT10」のWebサイト。ハイレゾロゴが表示されています

ハイレゾ音源は、「e-onkyo music」や「mora」などハイレゾ音源を販売する専用サイトで購入します。取り扱う音楽レーベルがサイトによって異なるため、欲しい曲を販売しているサイトから購入することになるでしょう。

ハイレゾ音源にはFLAC、WAV、DSDなどのファイル形式がありますが、販売サイトによって形式が異なります。購入は基本的にパソコンで行い、購入した楽曲ファイルは、専用ソフトなどを使ってプレーヤーに転送します。

ヘッドホンやイヤホンも「ハイレゾロゴ」の有無を参考に購入してもいいと思います。ただし、ハイレゾ対応を謳っていなければハイレゾの実力を十分楽しめないということではないので、好みのイヤホンやヘッドホンをショップで試聴してゆっくり探すといいですよ。

モノとしてはプレーヤーとパソコンがあればひとまずハイレゾをダウンロードできるのですが、今回ご紹介するCT10は、プレーヤーから直接ハイレゾ音源を購入できるため、シンプルにハイレゾを聴くだけであればパソコンも必要ありません。CT10を入手するだけでハイレゾ音源を楽しめちゃうのです (ただしバックアップやCD音源の取り込みにはパソコンが必要です)。

このハードルの低さがCT10の特徴で、パソコン操作が少し苦手な音楽ファンにもオススメできるポイントです。