アイ・オー・データ機器は12月27日、3番組同時録画に対応したハードディスクレコーダー「HVTR-T3HD」を発表した。チューナー、ハードディスク、リモコンのセットで、ハードディスクの容量別に1TBの「HVTR-T3HD1T」と、2TBの「HVTR-T3HD2T」を用意した。発売は2018年1月下旬を予定。価格はオープンで、推定市場価格はHVTR-T3HD1Tが32,800円(税別)、HVTR-T3HD2Tが37,800円(税別)。

HVTR-T3HDシリーズは、録画機能に特化したハードディスクレコーダーで、ブルーレイやDVDの再生、Wi-Fi接続には非対応。チューナーは地上デジタル(地デジ)×3基、BS / 110度CSデジタル×3基を搭載。録画する番組を「地デジ×地デジ×地デジ」や「地デジ×BS×110度CS」など自由に組み合わせられる。番組の録画中に、録画した別の番組を視聴することも可能だ。「圧縮録画」モードを搭載し、フルHD(1,920×1,080ドット)の解像度を保ちながら、最大約12倍まで圧縮し、1TBのハードディスクなら約1,090時間録画できる。

  • HVTR-T3HD

    HVTR-T3HD、左からハードディスク、チューナー、リモコン

地上波向けの電子番組ガイド「Gガイド」を採用。録画予約をした番組は赤で表示する。番組のタイトルやキーワード、ジャンルを登録すると、関連する番組を自動で録画予約する「おまかせ録画」機能も備えた。番組を録画をしながら、録画中の番組を冒頭から再生する「追っかけ再生」にも対応。また、スポーツ中継のように、番組が突然延長になっても最後まで録画する。

有線LANケーブルによるインターネット接続も可能。ネットを通じて、DLNA及びDTCP-IPに準拠したNASへ、ダイレクトに録画した番組データを送れる。専用の番組表アプリ「テレキングリモート(テレリモ)」と、専用の視聴アプリ「テレキングプレイ(テレプレ)」を利用すると、宅外から自分のPCやスマホ、タブレットを通じてテレビ番組の録画や、録画した番組を視聴できる。なお、事前に視聴端末とHVTR-T3HDシリーズのペアリングが必要だ。

両アプリの対応OSは、iOS 9.3以降、Android 4.1以降、Windows 8.1、Windows 10。アプリはAmazonのFireタブレット「Fire」(2015年モデル)、「Fire 7」(2017年モデル)、「Fire HD 8」(2016年モデルと2017年モデル)、「Fire HD 10」(2016年モデルと2017年モデル)でも利用可能だ。

チューナーのインタフェースはアンテナ入出力端子(地上デジタル専用 / BS・110度CSデジタル専用)、HDMI出力端子、USBポート、LANポート(1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T)。サイズはW215×H44×D185mm、重量は約850g。リモコンのサイズは、W50.8×H20.4×D168mm、重量は約74g。

  • HVTR-T3HD

    チューナーの表側

  • HVTR-T3HD

    チューナーの端子類

HVTR-T3HD1のハードディスクは、サイズがW75×H14×D112mm、重量が160g。HVTR-T3HD2のHDDは、サイズがW75×H20×D112mm、重量が約220g。電源はUSBバスパワーで、インタフェースはUSB Micro-B。パッケージには、ハードディスクとチューナーをつなぐUSBケーブル(USB Type-AからUSB microB)が付属する。