伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は12月14日、米国Skyhigh Networksが提供するクラウドサービス専用セキュリティソリューションSkyhigh Security Cloud(Skyhigh SC)の販売と、Skyhigh SCの機能を利用したOffice 365向けセキュリティソリューション「セキュリティ plus for Office 365」の提供を開始することを発表した。

Skyhigh社は複数のクラウドサービスに対して統一したセキュリティポリシーが適用できるCASBの専業ベンダーで、Skyhigh SCは、一般に普及している2万7000以上のクラウドサービスについて独自の調査をもとにリスク分析し、企業のセキュリティ要件に即したクラウド利用を可能にするCASBソリューション。クラウドとユーザー端末間の通信を仲介することで、シャドーITを含めたクラウドの利用とリスクを可視化し、企業のセキュリティ運用の要件に合わせてアクセス制御や監査ログの取得、データの暗号化、不正なふるまいの検知など、様々なクラウドに共通してセキュリティ対策を実現する。

  • Skyhigh Security Cloudの機能

    Skyhigh Security Cloudの機能

また、企業でよく利用されるMicrosoft Office 365やAmazon Web Service、Salesforce、boxなどに対しては、各サービスに特化したセキュリティ機能を付加するオプションも用意されており、ユーザー企業は、Skyhigh SCを導入することで、自社のセキュリティやコンプライアンス、ガバナンスの要件を満たしてクラウドサービスを利用することが可能になるとしている。

Microsoft Office 365向けオプションを利用した「セキュリティ plus for Office 365」では、Office 356のデータ損失防止(Data Loss Prevention)やアクセス制御、ログ分析などを含めた設定や、アセスメント、定期監査レポートなどを提供する。

  • 「セキュリティ plus for Office 365」の機能とサービス内容

    「セキュリティ plus for Office 365」の機能とサービス内容