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    360度カメラによって撮影されたライブ映像のなかに没入することができる「5G×LIVE」。ヘッドマウントディスプレイを装着し、あたかもライブ会場に居るかのような感覚を味わうことができます

第5世代移動通信システム「5G」体験イベントスペースには、ほかにも高速通信を活用した展示が行われていました。下の写真はコミュニケーションの未来を感じさせてくれる「5G×TALK」。写真をよくご覧いただきたいのですが、写真右の女性の横、椅子には誰も居ませんよね?

  • 「5G×TALK」の体験コーナー。離れた場所に居る人が、画面上ではその場にいるように表示されています

しかし、写真左のモニターには椅子に座る女性の姿が。これは、5G実用化に向け有望な周波数帯といわれている28GHz帯(帯域幅700MHz)を用いた長距離伝送技術によって、離れた場所に居る人がまるでそこに存在するかのような新しい対話を実現しています。

8つのカメラを切り替え、観たい視点を自由に選択

今回のイベントでは「5Gの用途は様々な可能性を秘めており、NTTドコモはいろいろな企業とともに開発にあたっている。どれだけ「5G」が使えるのかを体験していただきたい(NTTドコモ 5G推進室長 中村武宏氏)」という言葉に表されているように、スポーツやゲームといったコンテンツホルダーとのコラボレーションで生み出されたコンテンツに触れることが可能となっています。

「5G×SPORTS」と題されたコーナーでは、2015年フェンシング世界選手権金メダリストの太田雄貴選手と、車いすフェンシング世界ランキング1位のベアトリーチェ・マリア・ヴィオ選手による車いすフェンシングでのエキシビジョンマッチを収録したアーカイブ映像をもとに、ユーザーが観たい視点を自由に選択しながら観戦することが可能。

この映像は、先日開催された東京2020パラリンピックカウントダウンイベント「みんなのTokyo 2020 1000 Days to Go!」で公開されたもので、太田選手・ベアトリーチェ選手を取り囲む8つのカメラ映像を自由に切り替えて視聴できるほか、AR技術で剣の動きがよりダイナミックに伝わるよう軌跡が表示されるなど、新しいスポーツ観戦のカタチを体験できるものになっています。

  • 2Kカメラ8台で撮影された映像を自由に楽しむことができる「5G×SPORTS」

  • AR技術で剣の動きがよりダイナミックに表現された映像や、フェンシング世界選手権金メダリストの太田選手が視ている視界が体験できるものなど、様々な角度から競技を観戦することができます。将来的に“新たなパブリックビューイングのカタチ”を提案、実現したいそうです

「高速・大容量」「低遅延」「多数端末接続」という5Gが持つポテンシャルの一端を垣間見ることができるこの機会、東京に観光で訪れるのなら東京スカイツリー内「5Gトライアルサイト」まで足を伸ばしてみては?