魅力的なサービスが充実しコストやトラフィックのコントロールが効きやすいパブリッククラウドとガバナンスやセキュリティを含む独自性を保全するプライベートクラウドやオンプレミス(on-premises)な環境。これを織り交ぜられるハイブリッドクラウドへのニーズが高まっている。
レノボ・エンタープライズ・ソリューションズと日商エレクトロニクスは7日、Microsoft Azureが持つ能力をそのままプライベートクラウドとして提供できる「Lenovo ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack」を用いたハイブリッドクラウド・ソリューション事業を協業で行うことを発表した。
パブリッククラウドであるAzureが持つ能力をオンプレミス環境へと拡張可能なAzure Stackは、Azure/Azure Stackどちらの場所でもアプリケーションやサービスを配置でき、DevOps環境を含む統合システム、ハイブリッドクラウド環境の構築を推し進められる。レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは7月に同社初になるという統合システムにAzure Stackをインテグレーションする「Lenovo ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack」を発表しており、日商エレクトロニクスは、技術者育成を行うなどAzure関連事業への投資を積極的に行っている。
今回の協業では、金融、エンタープライズ企業を中心に「Lenovo ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack」とネットワークを含む周辺システム構築サービスと運用保守サービスをバンドルする「Lenovo ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack Powered by 日商エレクトロニクス」の提供、PoCやフィジビリティーサービスを日本マイクロソフト提供のCloud Everywhereで12月から開始する。