パナソニックは12月6日、モバイルノートPC「Let'snote」に搭載されたバッテリーパックのリコール情報を追加した。同社は2014年5月および11月、2016年1月に、Let'snote搭載バッテリーパックのリコール告知を実施し、自主回収と無料交換を継続している。今回、リコール対象外のバッテリーパックによる発火事故が2017年に連続して発生したため、追加リコールを行う。

リコール対象のバッテリーパックが搭載されたLet'snoteは、「CF-SX」シリーズ、「CF-NX」シリーズ、「CF-S10」シリーズ、「CF-N10」シリーズ。対象バッテリーパックは、2012年2月から2014年2月にかけ製造されたもので、品番は、「CF-VZSU75JS」「CF-VZSU76JS」「CF-VZSU78JS」「CF-VZSU79JS」「CF-VZSU61AJS」の5種類。対象バッテリーパックのリコール台数は、オプションやサービス用を含め計142,019個となる。

自分が所有するバッテリーパックがリコール対象かどうかは、パナソニックのWebサイトで確認できる。対象の場合はそのまま、サイト上で新しいバッテリーパックの交換申し込みが可能だ。交換料金は不要で、新しいバッテリーは2018年1月以降に自宅まで届く。

  • 対象のバッテリーパックが搭載されたLet'snote

Let'snoteの機種は、ディスプレイやキーボードの左下部から確認できる。CF-SXシリーズとCF-NXシリーズには、2種類のバッテリーパックが付属する機種もあり、その場合はどちらも確認が必要だ。該当のバッテリーパックを使っているユーザーのPC画面に、リコール対象のバッテリーであることを通知する「緊急のお知らせ」が表示されることもある。

バッテリーパックの品番とロット記号は、本体側面に記載。品番が一致しても、ロット記号によってはリコール対象外となる場合もある。

  • 今回リコール対象となったバッテリーパックの品番とロット記号