ActiveImage Protector 2018の便利な機能

ActiveImage Protector 2018には多くの機能が搭載されているが、いくつかの特に便利な機能を紹介しよう。まずは、結合(コンソリデーション)である。スケジュールバックアップでは、ポストバックアッププロセスで新機能として追加された。しかし、手動で結合を行いたいこともある。ダッシュボードの[イメージ管理]から行う。結合したい増分ファイルを選び、[結合]をクリックする。

  • 図20 結合

イメージバックアップの場合、イメージファイルが正しいかの確認が難しかった。2018ではBootCheckが導入され、起動の確認ができるようになった。2018の新機能ではないが、即時起動機能としてImageBootが搭載されている。復元や仮想化変換をしないで仮想マシンとして起動する。約1TBのイメージファイルの場合、復元だけで数時間かかる。ImageBootならば、数分で仮想マシンとして起動できる。

  • 図21 ImageBoot

アプリやサービスの更新や変更などを、実際に試すことができる。ここがBootCheckとの違いである。即時起動には、もう1つvStandbyがある。

  • 図22 vStandby

こちらは、ダウンタイムを少しでも減らしたいという要求に応えるものだ。これら3つの機能は重なる部分もあるが、それぞれに違いもある。目的に応じて使い分けるとよいだろう。

最後に、クライアント管理コンソールである。

  • 図23 クライアント管理コンソール

ネットワーク上のホストにインストールされているActiveImage Protectorの管理をリモートで可能にする。現在のバックアップの状況などを確認し、リモートからバックアップを行うこともできる。

  • 図24 リモートホストに接続中

クライアント管理コンソール以外にも、リモート管理として、プッシュインストール機能もある。これらを組み合わせることで、より効率的な管理が可能になる。

ネットジャパンでは、無償の評価版も提供している。まずは、試してみてもよいだろう。