トーンモバイルは2016年11月から、東京都健康長寿センター研究所 医学博士 青栁幸利博士監修のもと、「中之条メソッド」を活用した機能「ライフログ」を提供してきました

中之条メソッドとは、群馬県中之条町の65才以上の高齢者約5,000人を対象に17年間行われた研究をもとに発案された健康法。"1日8,000歩以上のうち「中強度」の運動として「速歩き」を1日20分以上続けることが病気の予防に効果がある"としているものです。

今回この「ライフログ」をアップデートし、利用者の過去2カ月分の運動・身体活動実績から「生活習慣に関わる10の疾患」の発生リスクを可視化し、評価してグループ分けする「お元気ナビ」を追加します。

お元気ナビには個人の運動量に応じた目標歩数や目標活動量が表示され、クリアすると1ポイント、グループがひとつ上がると10ポイントなど、Tポイントが付与されます。一方、運動量が少なすぎる利用者にはすべての画面に運動を促すアラートが出るようになり、「運動をしないとスマホが使いにくくなる。スマホを使うのもいいが運動もしていただきたい(石田氏)」とのことです。

「お元気ナビ」画面

薬の情報と服薬タイミングがわかる機能も

また、電子お薬手帳の機能を持つ「お薬ナビ(EPARKお薬手帳と連携)」も追加されます。

薬局で調剤明細書等に印刷されているQRコードを読み取ると、薬の情報と飲むタイミングが登録されます。服用時間になるとリマインドのアラームが鳴り、飲み忘れを防止できます。3日間飲み忘れると、登録しておいた家族などに通知がいく仕組みになっています。

薬を飲んだら、NFCタグ「TONEお知らせシール」にスマホをかざすだけで、薬を飲んだことを記録することができます。病気を抱えたシニアは複数の薬を飲むだけでなく、そのタイミングが薬の種類によって異なります。うっかり忘れてしまったことが原因で体調を崩すこともあり、薬を飲んだことがデータで管理できるのはありがたい機能でしょう。シニアに限らず、幼児から大人まで便利に使えそうです。「お薬ナビ」は12月以降順次サービスが提供されます。

「お薬ナビ」画面

また、シニア世代が「学ぶ」「旅行」「食事」などの会員優待サービスを受けられる「TONE福利厚生」が発表されましたが、スタート時期は未定です。