パナソニックは19日、マイクロフォーサーズ規格の超望遠単焦点レンズ「LEICA DG ELMARIT 200 mm/F2.8/POWER O.I.S.」(品番:H-ES200)を発表した。12月14日から受注生産で発売する。価格は420,000円(税別)。

「LEICA DG ELMARIT 200 mm/F2.8/POWER O.I.S.」と、同梱のテレコンバーター「DMW-TC14」

焦点距離200mm(35mm判換算:400mm)の超望遠単焦点レンズ。ライカの光学基準をクリアしており、野生動物やスポーツなど、動きの速い被写体を撮影するのに適している。1.4xテレコンバーターを標準で同梱し、焦点距離を35mm判換算で560mmまで延長可能。オプションで2.0xテレコンバーター「DMW-TC20」も2月に発売予定(価格はオープン、税別の推定市場価格は60,000円前後)。

レンズ構成は13群15枚で、UEDレンズ×2枚を最適配置することで画面周辺部まで優れた描写特性を発揮。焦点距離が長くなるほど発生しやすい色収差や歪曲収差などの諸収差も良好に補正するほか、ゴーストやフレアを抑制する「ナノサーフェスコーティング」も施している。

3つのマグネットからなる「スリーマグネットリニアモーター」を採用し、高速、高精度、スムーズなAF動作が可能。4K動画撮影が快適に行えるよう、パンニング時にF値変化を滑らかにして露出変化を低減させる機能も搭載した。

手ブレ補正は「Dual I.S. 2」で、レンズ本体は防塵、防滴、-10度の耐低温仕様。そのほか、フォーカス情報を記憶させていつでも呼び出せる「フォーカスプリセット機能」、素早いフォーカシングが可能な「フォーカススイッチ・AF/MFスイッチ」などを装備する。その他の仕様は下記の通り。

  • フィルター径 : 77mm
  • 絞り形式 : 9枚羽根 円形虹彩絞り
  • 最短撮影距離 : 1.15m~、1.4xテレコンバーター装着時:1.16m~
  • 最大撮影倍率 : 0.2倍 (35mm判換算 0.4倍)、1.4xテレコンバーター装着時:0.28m~(35mm判換算 0.56倍)
  • 最大径 : レンズ:87.5mm、1.4xテレコンバーター:58mm
  • 長さ : レンズ:約174mm、1.4xテレコンバーター:22mm
  • 重さ : レンズ:約1,245g、1.4xテレコンバーター:約120g