Samsungは2017年3月、Galaxy S8/S8+、Note8にディスプレイやキーボード、マウスを接続してデスクトップのように使うためのドック「Samsung DeX」を発表。そして10月29日、「Samsung DeX's Expanding Ecosystem Pushes the Possibilities of the Smartphone」において、Samsung DeXでLinuxディストリビューションの実行を可能にする取り組み「Linux on Galaxy」を進めていると発表した。

そして11月8日、同社はSamsung DeX経由を使ってGalaxyでLinuxを実行するコンセプト動画を「[Concept Demo]Linux on Galaxy x Samsung DeX」において公開した。コンセプト動画はSamsung DeXに接続したGalaxyからLinuxデスクトップが展開され、そこでEclipseを使ってC/C++プロジェクトを作成するといった内容になっている。

Samsung DeXに接続したGalaxyでLinuxを実行 - 資料: Samsung提供

さらに開発環境を起動 - 資料: Samsung提供

EclipseでC/C++プロジェクトを作成 - 資料: Samsung提供

Galaxyでソフトウェア開発を実施するというコンセプト - 資料: Samsung提供

最近販売されているスマートフォンにはマルチコアプロセッサおよびGPUが搭載されており、高い性能を持っている。こうした環境をデスクトップの代わりに使おうという取り組みは一般的ではないが、今後こうしたスタイルが普及する可能性もある。今後の取り組みが注目される。