ラクーンは11月8日、後払い決済サービス「Paid」において、ディープラーニングを活用した自社開発のAIによる与信審査を2018年始ごろを目処に提供開始すると発表した。

「Paid」は企業間取引の後払い決済で発生する請求業務を一括して代行するサービス。売掛金の代金をPaidが代理で支払うため、未回収が発生した場合でも導入企業は100%の支払いが保証される。

Paidイメージ

今回、同サービスの与信審査にAIを導入することで、取引先企業ごとの詳細な与信判定を瞬時に行うことができるようになり、各企業の信用度に応じて柔軟に利用限度額を付与することが可能になる。これにより、導入企業に対してスピーディな代金支払いが可能になるだけでなく、取引額の拡大にもつながるとしている。

同社が実施したテストでは、対象企業の平均増額は約2.4倍にも上り、今後は最高1000万円の初回付与も視野に入れて、精度向上を目指す。また、ラクーンのグループ会社であるトラスト&グロースでは、手動で行うと3人がかりの与信作業を数秒間で完了することができたという。

なお、今回導入するAIは、トラスト&グロースが行っており、これまで蓄積してきた20万件の取引ベースに独自で開発されたもの。今後も年間審査件数は約7万件あるデータで学習を続けることで、審査制度を向上させていくとしている。