続いて、カメラ機能をチェックしよう。メインカメラは12メガピクセルで広角レンズと望遠レンズ搭載のデュアル仕様。広角はƒ/1.8で、望遠はƒ/2.4、デュアル光学式手ぶれ補正を装備している。これにより、暗い場所での撮影で、さらに安定した絵作りが可能となった。暗所ということでいうと、iPhone 8シリーズ同様、クアッドLED True Toneフラッシュと組み合わせたスローシンクロ撮影ができるようになっている。この機能で、十分な明るさがない場所でも、手前の被写体を照らしながら、背景を適正露出で捉えられるようになる。

縦方向に並ぶデュアル仕様のメインカメラ

さらに、高度なピクセル処理と広色域キャプチャを実現し、オートフォーカスをより速く、HDR写真をより美しく表現することができるようになった。iPhone 8 Plus同様、顔検出と深度マップから様々な照明エフェクトを施せる「ポートレートライティング」にも対応。スタジオ品質のドラマティックな効果を人物写真に加えられる。

ポートレートモードで撮影。モデルは熊乃あいさん

今回は時間の都合でテストできなかったが、ムービーでは4K/60fpsでの撮影が可能で、スローモーションビデオでは、1080p/240fpsに対応。手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオも撮れる。

イルミネーションの中で撮影。モデルは水上彩さん

スローシンクロで撮影

メインカメラはiPhone 8 Plusと比較すると、ベーシックなスペックは同じだが、デュアル光学式手ぶれ補正の導入で、暗所に強いiPhoneのカメラがさらに強力になった。これからの季節、夜間のイルミネーションなどでの撮影でその威力を発揮してくれることだろう。