日本エイサーは6日、Windows 10搭載PCで複合現実(Mixed Reality)を体験できるAcer Windows Mixed Realityヘッドセットのコンシュマーモデル「AH101」を発表した。10月17日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は55,000円前後(税別)。

AH101

複合現実を体験できるWindows Mixed Reality対応のヘッドセット。Windows 10搭載PCとHDMI / USBで接続することで利用できる。製品はヘッドセットのほか、モーションコントローラー×2基で構成。すでに開発者向けには販売されているが、今回、同型のコンシューマ向けモデルが登場した。

外部センサーを必要としないインサイドアウト方式のトラッキングシステムをヘッドセットに内蔵。上下 / 左右 / 前後の移動/傾きのほか、上下回転 / 左右回転 / 前後回転のトラッキングを検知する。そのほか、ジャイロスコープ / 加速度計 / 磁力計 / 近接センサーも内蔵。

横から見たところ

ディスプレイは1,440×1,440ドット×2基の2,880×1,440ドット構成。画面サイズは2.89型で、リフレッシュレートは最大90Hz。IPD(瞳孔間距離[眼幅])は、ソフトウェアで63mm±8mmの範囲で調節が可能で、メガネを着けている状態でも違和感なく装着できる。ヘッドセットのバンドはパッド付きで、ダイヤルを回すだけでホールド感の調節が可能。

1,440×1,440ドットディスプレイ×2の構成。ヘッドバンドはサイズ調整できる

付属のモーションコントローラーは、動かすことで空間が反応しリアルな複合現実を体験できる。6軸加速度センサーを内蔵し、ヘッドセットのセンサーカメラがコントローラー上のマーカーを読み取り、位置 / 動き / 操作などがヘッドセット内の空間に反映される。

ヘッドセットのインタフェースはHDMI 2.0×1、USB 3.0×1。本体サイズはW195.8×D384.2×H143.4mm、重量は440g。

モーションコントローラーは、Bluetoothでヘッドセットと接続。電源は単3形乾電池×2本を使用。本体サイズはW152.7×D119.1×H119.1mm、重量は125.6g。

「AH101」の発売に合わせて、Windows Mixed Reality向けアプリ開発者を対象とした、コンテンツ開発コンテストも実施される。詳細は10月17日に発表される予定。

付属のモーションコントローラーは2基