NECネッツエスアイ(NESIC)は10月5日、三井住友海上火災保険と連携し、サイバーリスク補償保険を組み合わせた「S-iDCセキュアゲートウェイサービス type ME」の販売を開始した。

サービスのイメージ

新サービスは、顧客の拠点から安全なインターネットアクセスを実現するゲートウェイをNECネッツエスアイのデータセンター内に構築し、ファイアウォールや不正侵入対策などに強みを持ち、高度なセキュリティ機能を有するクラウドサービスを提供するという。

同時に、サイバー攻撃などにより発生する経済的な損失を補償する「サイバーリスク補償保険」を組み合わせることで、ワンストップで中堅・中小企業のサイバーリスク対策強化を支援する。

NECネッツエスアイは、データセンターにあるサービス基盤を利用したファイアウォールや、不正侵入対策などのセキュリティ対策機能を有するインターネットゲートウェイサービスを提供。

また、情報漏えい対策や複数拠点における接続ポリシー統一によるコスト削減やアクセス制御などのガバナンス強化もカバーし、企業におけるIT管理を支援するという。接続可能端末数は300台まで、回線容量は100Mbpsベストエフォート、接続はInternet-VPN(オプションで回線接続可能)。

一方、三井住友海上はサイバーリスク補償保険を提供し、サイバー攻撃による情報漏えいや第三者の業務阻害などにより発生する法律上の賠償責任、賠償損害に関する保障(支払限度額1000万円)、費用損害に関する保障(同100万円)など各種費用を補償。ただし、情報持ち出しに起因する情報漏えいや情報の誤送付、誤発信による情報漏えいなどに起因する損害は補償対象外となる。