Workspace ONEもセキュリティ機能

また、8月29日には、デジタル ワークスペースプラットフォームである「VMware Workspace ONE」をアップデートし、Windows 10、Mac OS、Chrome OSにも対応したことを明らかにした。これで、エンドユーザーが利用するデバイスの主要OS(Windows、macOS、Chrome OS、iOS、Android、Chrome OS)すべてに対応したことになる。

VMwareのEUCデスクトップマーケティング担当バイスプレジデントのDave Grant(デイブ・グラント)氏は、「主要エンドポイントデバイスのOSに対応することで、われわれの戦略である『Any Device, Any Application』が実現する」と語る。

VMwareのEUCデスクトップマーケティング担当バイスプレジデントのDave Grant(デイブ・グラント)氏

また、Workspace ONEの新たな機能として、「Workspace ONE Intelligence」も発表した。これは、アプリケーションのパフォーマンスを測定し、問題を検知した場合に必要なアクションを自動化するもの。元々は2017年5月に買収した米Apteligentが開発した技術で、同社を買収した後にWorkspace ONEブランドに統合された。

VMware Workspace ONE Intelligenceは、アプリケーションの利用状況の分析に加えて、セキュリティ違反の検知にも特化する。例えば、デバイスに対するサイバー攻撃を検知した場合、Workspace ONE Intelligenceが攻撃を検知して対象デバイスに対するアクセスを遮断し、自動修正する。こうしたアクションは、ほぼリアルタイムで実行されるので、アプリケーションの不具合なども自動的にアラートが上がり、開発者に通知する仕組みを持つとのことだ。

なお、日本市場でのWorkspace ONE Intelligenceの提供開始時期は、未定となっている。