マクロミルとデジタルインファクトは7月31日、共同で、動画広告のユーザー動向に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。

同調査は、2017年2月6日に実施した「動画広告市場の動向に関する業界アンケート調査」に続く第2弾の調査。引き続き成長著しい動画広告市場をテーマに、国内動画コンテンツユーザーに対し、動画広告に対する意識や広告表示に対する課金意向などについて調べたものとなる。

動画コンテンツを視聴するサービスは「YouTube」が97.8%

これによると、ユーザーが普段無料で動画コンテンツを視聴するサービスは、「YouTube(97.8%)」が1位で、2位が「ニコニコ動画(27.8%)」。これに、「Facebook(21.1%)」「LINE(20.3%)」「Twitter(17.7%)」などのソーシャルメディアが続いた。

普段無料で動画コンテンツを視聴するサービス(N=536、複数回答)

内容を最も覚えているのはソーシャルメディアのタイムライン上で閲覧した動画

ユーザーが目にする動画広告のうちその内容を覚えているのは、「ソーシャルメディアのタイムライン上に表示される動画広告」が最も多く、全体の20.2%。続いて、「無料動画サイトの動画コンテンツの前や途中に表示される動画広告(18.6%)」という結果になった。

動画広告に対する反応(各項目とも単一回答)

動画広告を見て不快に思った経験があるのは全体の約6割

動画コンテンツ視聴ユーザーのうち、動画広告を見て不快に思った経験があるのは全体の約6割に達した。そのうち、動画広告を視聴したデバイスとしては、不快に思った経験がある割合が最も多いのがスマートフォンで、最も少ないのはスマートテレビとなった。

動画広告を見て不快に思った経験がある場合のデバイス別(N=各134、単一回答)

YouTubeの動画広告、非表示にする機能に対してお金を支払ってもよいが17.9%

最も多く視聴されている無料動画サービスのYouTube上で動画広告を非表示にする機能があった場合にお金を支払ってもよいと回答した割合は、全体の17.9%。これは、ほかの主要サービスと比べて最も多い割合となった。

YouTube動画広告の非表示機能があった場合の課金以降(N=536、単一回答)