クラウド会計ソフトを提供するfreeeと、クレジットカード事業を展開するライフカードは7月24日、共同で事業用クレジットカード「freee カード」を開発したと発表。2017年9月15日からの発行を予定している。

同サービスは、ユーザーの同意に基づき「クラウド会計ソフト freee」上の会計データをライフカードに審査資料として提供することで、個人事業主や中小企業の従業員が導入しやすいようにした事業用クレジットカード。個人事業主や中小企業が同サービスを利用することで、経費精算や仕入れなど現金取引のキャッシュレス化を図り、バックオフィス業務の効率化や経営状況の可視化を実現するという。

「クラウド会計ソフト freee」のユーザー同士であれば請求書の発送がWeb上で完結するうえに、買い手側は「freee カード」を併せて利用することで、従業員の経費精算や仕入れなどのアクションを電子化して利用明細を自動取得できるため、あらゆる経理業務の取引データを「クラウド会計ソフト freee」上に集約できるようになる。

発行されるfreee カードは年会費無料で、1法人あたり50枚の従業員カードを発行可能。クレジットカードあたりの決済限度額は自由に設定できる。最低決済限度額は50万円以上。

国際ブランドはMastercardであり、国内外問わず利用可能。「freee ゴールドカード」という上位プランもある。また、「弁護士・税理士・社労士の士業への無料相談」も可能であり、中小企業の経営に資する様々な特典も付与される予定だという。