グレープシティは14日、同社が販売するAR(拡張現実)アプリ開発用SDK「Wikitude(ウィキチュード)」新バージョンとなる「Wikitude SDK 7」(Wikitude社)のリリースを発表した。

ARは、スマートフォンのカメラなど実際に映し出される映像に動物やキャラクタなどの3Dモデルを表示させることで実際の映像(現実)を拡張させてくれるが画像を認識するもの、位置情報を認識するもの、空間をマーカレスで立体認識する種類など様々。リリースされたWikitude SDK 7では、これらに加えSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を用いて物体認識型ARをサポート。複数ターゲットの同時認識機能や画像認識精度の改善も行われ、ARオブジェクト同士の相互作用といった表現も可能になる。

同時認識機能によるAR例(グレープシティWebサイト内の情報ページより)

グレープシティのWikitude SDKの情報ページには、これらWikitude SDK 7の機能や動画なども纏めてある。Wikitude SDKは、開発自体は無償で行えるアプリライセンス形態を採っており、グレープシティのWebサイトに掲載されている。