ネットアップとシスコシステムズは7月10日、統合インフラと認定リファレンスシステム「FlexPod」のポートフォリオを拡張し、新たなビジネス上の課題に対処するために独自設計された統合インフラ システム「FlexPod SF」の提供開始を発表した。

「FlexPod SF」は、オールフラッシュ ストレージ「NetApp SolidFire」、「Cisco Unified Computing System(UCS) Bシリーズ」 、スイッチ「Cisco Nexus」を搭載。同製品では、マルチテナント環境において、テナントのニーズに合わせてストレージ容量やパフォーマンスを柔軟に調整できるという。

Cisco Unified Computing System(UCS)

FlexPod SFに搭載されるSolidFireはCisco UCSをベースに構築され、独自の機能により高いパフォーマンスも確保する。また、SolidFireのQoS機能により「ノイジーネイバー」を排除し、ストレージ パフォーマンスに関する問題の93%を解消できるとしている。

さらに、SolidFireとCisco UCS Bシリーズ通じて、プロビジョニング、管理、レポートの各要素を自動化できる。Cisco UCSは、運用開始までの時間を最大56%短縮すると同時に、ビジネス アプリケーションを提供可能なエンド ユーザー数を最大59%増加できるとしている。