NTTデータは7月7日、オープンイノベーションを通じて新たな金融関連サービスを創発することを目的としたBeSTA FinTech Labの新オフィスを東京・大手町にオープンした。

新オフィスは、ベンダーを特定しない同社の標準バンキング・アプリケーション「BeSTA」を利用している地方銀行やベンチャー企業などが自由に出入りできるオープンな場として、BeSTA FinTech Labの新規サービス創発の仕組みを活用してオープンイノベーションの取り組みをさらに加速させるとしている。

オフィス鳥瞰図

BeSTA FinTech Labは、地方銀行をはじめ、流通、製造などさまざまな業態の企業に対して、多様な組織との交流・連携の場の提供、共同ワークスペースの提供、専門人材による経営支援・アドバイスなどを行う組織。2016年10月に立ち上げられ、ベンチャー企業が新しい金融サービスを創出する支援を実施している。

BeSTA FinTech Labの取り組みイメージ

新オフィスでは、世の中の先進的サービス事例紹介やベンチャー企業のユニークなソリューションデモの展示、地方銀行やベンチャー企業など多様な人材の情報交換・ディスカッションの実施、実証プロジェクトの関連プレイヤーが集まって実証実験の推進といったことが可能だ。

今後同ラボでは、ビジネスモデル構築・仮説検証まで終えたビジネスアイデアを参加銀行に提示し、賛同した銀行で共同実験を実施するプログラムを定期的に開催。新規サービスの創発を強力に推進するとしている。

なお、同オフィスは「白紙に線を引くように新しいものを生み出す」「異なるものを繋ぐ」という思想を込めて制定したBeSTA FinTech Labのロゴデザインを反映し、白を基調に、青と黒のロゴラインをあしらったデザインになっているという。