ジャストシステムは6月28日、15歳~69歳の男女1100名を対象に実施した「動画&動画広告 月次定点調査(2017年6月度)」の結果を公表した。

同調査は、2017年6月9日~6月16日の間に、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施したものとなる。

なお、同調査結果は、集計データとしてまとめた全44ページのレポートとして、「Marketing Research Camp」の自主調査レポートページにて無料提供している。ここでは、その一部を紹介しよう。

10代の約半数が、動画コンテンツを毎日視聴

SNSや動画投稿サイトなどで配信される広告を含む「無料の動画コンテンツ」の視聴状況について10代~60代の男女に聞いたところ、「毎日視聴している」人は24.1%。10代だけで見てみると、46.0%と半数近くの人が毎日動画コンテンツを視聴していることがわかった。

動画コンテンツの視聴状況(n=1100)

動画コンテンツ視聴者の約3割が1日60分以上視聴

1週間に1度以上、動画コンテンツを視聴している人のうち、1日平均視聴時間が「60~90分未満」の人は7.4%、「90~120分未満」の人は6.7%、「120分以上」の人は12.0%という結果となった。

合計すると26.1%の人が1日平均で60分以上、動画コンテンツを視聴していることとなる。

動画視聴経験、10代はスマホ9割にパソコン3割、60代はパソコン7割にスマホ4割

1週間に1度以上、動画コンテンツを視聴している人が、普段動画コンテンツを視聴する際に使用するデバイスとして最も回答が多かったのは「スマートフォン」で68.0%。

年代別で見ると、10代では「スマートフォン」が93.9%、「パソコン」が39.4%であるのに対し、60代では「パソコン」が82.4%、「スマートフォン」が43.2%となった。

動画コンテンツ視聴者の4割以上が「ライブ動画」の視聴経験あり

動画コンテンツの視聴経験がある人のうち、リアルタイムに動画を配信する「ライブ動画」を視聴したことがある人の割合は44.0%という結果となった。

10代、20代の反応が比較的良い動画広告は「インフィード型」

動画コンテンツの視聴経験がある人のうち、2017年6月に「動画広告を見かけて、自らの意思で一定時間視聴した」人は35.4%、「動画広告を見かけたが、視聴はしていない」人は43.1%となった。

これらの動画広告を視聴したか見かけた人を10代と20代に限定して見てみると、視聴後の反応が良かったのは「SNSやキュレーションアプリのタイムライン上に表示される動画広告」で、12.3%が「購買やクリックなど何らかの行動につながった」、22.4%が「その内容に興味を持った」と回答した。