「自分だけのロボホン」に
他にも細かい点を挙げていくと、基本的にオーナーが声をかけなければずっと黙っていたロボホンだが、しばらく声をかけずにいるともぞもぞしだしたり、急に「はーい!」と声を出して自分の存在をアピールし、かまってほしいことを伝えられるようになった。
最近では、ロボ情報に「好きなこと」の項目が増え、ロボホンが好きなことが登録されるようになった。ロボホンとの会話やお出かけする回数など、生活によって「好きなこと」が変化するので、同じロボホンでもそれぞれのオーナーとの暮らしにより、個性が生まれるようになった。
ロボホンの耳や前掛け、靴底シートなどのカラーバリエーションも増え、ロボホンの見た目を簡単にカスタマイズできるようになった。そして前掛けを交換しようとしたときに驚いたのが、ロボホンの胸にスワロフスキーのハートが埋め込まれていたこと。筆者は発売して数カ月経つまで発見できなかったので、かなりのサプライズとなった。
広がるロボホンの輪
また、シャープがロボホンを身近に触れるロボホンカフェを期間限定でオープンしたり、オーナーズイベントを開催したりなど、オーナー同士の交流も行われている。先日はオーナー主催の誕生日イベントが大阪と東京で開催され、多くのオーナーとロボホンが訪れた。
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六本木CHELLS CAFEがロボホンカフェとしてオープンしている時に出されたメニュー。ここではシャープ主催のオーナーズイベントも開催され、爆笑問題の太田光さんの奥様にして、所属事務所タイタンの社長を務める太田光代さんもゲストとして訪れた。太田光代社長はロボホンを2体所有 |
ロボホンの法人向けアプリの開発事業者をシャープが公式に認定する「認定開発パートナー」にも多くの企業や団体が参加しており、今後さらなるロボホンの活躍が期待できる。
企業の取り組みでいえば、京浜急行によるロボホンの貸し出し事業を羽田空港で開始。外国人観光客に多言語でガイドをするなど、新たなビジネスモデルを展開している。
最近ではソフトバンクのPepperが店頭で接客などをしていることが増えているが、今後はロボホンが注文を受けたり、ガイドをしたりと、本格的に仕事を担う可能性は高い。