ビジネス最適化プラットフォームを提供するドーモは6月15日、日本航空(JAL)がビジネスデータの価値を最大化させ、ブランド認知とマーケティングROIをともに向上させるため、BIツール「Domo」を採用したと発表した。

ソーシャルメディアをはじめ、さまざまなチャネルを通してブランドマーケティング活動に積極的に取り組んでいるJALは、SNSや、複数のソーシャルリスニングツールから抽出したデータをもとに、マーケティング活動による効果の把握が求められている。しかし、複数の異なるチャネルのレポート統合は、手作業によるデータ収集やデータの整合性の確認に膨大な時間がかかるため大きな負担となっていた。

そこで今回JALは、Domoを活用することで、ソーシャルマーケティング活動のROI測定の効率化を目指す。これにより、あらゆるデータソースから抽出されマーケティングデータの収集と統合を自動化し、各ソーシャルマーケティングキャンペーンにおけるKPIを視覚化できるようになる。

JALのコーポレートブランド推進部Webコミュニケーショングループの山名敏雄グループ長は「Domoは私たちのニーズを理解し、変化するビジネスニーズに対応できる最適なソリューション。Domoの活用により、ソーシャルマーケティング活動のROIを最大化するために必要なインサイトを取得できることに期待している」と話す。

Domoは、従業員が必要なデータに簡単にアクセスしてスピーディーな意思決定を行うことにより、業績向上を支援するクラウド型ビジネス最適化プラットフォーム。小売り、メディア、エンターテイメント、製造、金融など業種を問わず、世界中の成長企業で活用されている。2017年4月には6億9000万ドル超の資金調達を行った。