スイッチサイエンスは、ヤマハが開発した自然応答技術「HEARTalk」を搭載した電子工作基板「HEARTalk UU-001」を発売した。自作の工作機械やロボットに組み込むことで、人間の問いかけに自然に応答する機能を組み込むことができる。価格は9,180円(税込)で、同社のWebショップを通じて販売する。
HEARTalkは、人間と機械との会話を自然にするために開発されたヤマハの独自技術で、人間の声の強弱、トーンなどの「韻律」をリアルタイムで解析し、応答に適した声音で返答してくれる。これにより、単調だった機械の応答音声が、人間にとって自然な強さ、抑揚、間、高さで返ってくるようになる。
今回発売するHEARTalk UU-001は、HEARTalkの技術を簡単に利用できる一般向けの組み込みボード。入力された音声を解析し、応答に適した声音で音声を出力してくれる。ボード上に実装されているマイクに向かって話しかけると、スピーカーやヘッドフォンから返答が返ってくる。
電源は別売りのUSB miniBコネクタか、JST PHコネクタから供給。インピーダンス4Ω、出力1Wのスピーカーは同梱しているが、ハーネスやコネクタを実装していないため、ハーネスおよびJST ZHコネクタコネクタのはんだづけが必要。ほかに、単3×3本のハーネス付きの電池ボックスを一つ同梱する。
ハードウェア仕様は以下の通り。
- スピーカー出力:0.5W class AB 8Ω
- USB:CLASS 1.0 Mass Storage
- GPIO:3.3 V Pull up/GND
- シリアルインタフェース:UART電圧3.3 V
- 動作電圧:3.3~5.5 V
- 消費電流:typ 50 mA + スピーカー
- 動作温度範囲:-20~70℃(TBD)