今年もアジア最大のコンピュータ関連見本市「COMPUTEX TAIPEI 2017」が開幕。端午節 連休中の台北。展示会場も人が少なくて見やすいのはいいのか、それともちょっと寂しいというべきなのか。
COMPUTEXはもともとPC関連の展示会。メインの記事は他で上がってるだろうし、Apple製品担当である「傍流」の我々はおとなしく、いつものように会場で見かけた「ちょっと気になる周辺機器」を紹介していこう。
まず周辺機器メーカー PNYのブースにあったのは「Lightning Audio/Charge 2-1n-1 Adapter」。ポイントは接続部分にアンプを内蔵している(らしい)こと。SN比やサンプリングレイトが書いてあって、本体にボリュームコントロールもついている。
もう一つ、PNYのブースにあったUSB3.1 Type-C用のドッグ。VGA、HDMI、Mini DisplayPort、1GbのEthernet、カードリーダーにUSB2.0のプラグにType-Cで充電も可能なほぼ全部入り。
毎年何か面白いものがあるPhotoFastの今年の製品は、iPhoneの電話やLINEの通話を録音して保存できるアダプター「Call Recorder」。現在のiPhoneでは電話の会話を保存することができないが、これを通して通話することで通話内容をアプリに保存できる。microSDカードスロットがあり、それをストレージに使ったり、SDカード内のオーディオファイルやビデオを再生も可能。
さらに高性能マイクがついて、外部の音も録音することができる「Call Recorder Pro」も準備中だ。
3DプリンターメーカーのXYZprintingが展示していたハンディ3D スキャナー。手に持ってスキャンしたいものの周りをぐるっと撮影することで、簡単に3Dモデルが作れるというもの。Mac用のアプリもある。スキャンサイズが100×100×200cmで解像度もそんなに高くないが、入門用として使ってみたいというのはアリだろう。
PQIの「InstaShot」は挿し込んでカメラアプリを起動すると、撮影した動画や静止画がダイレクトにアダプタ側のメモリに保存されるもの。アプリは画像の加工機能もあり、microUSB端子でPCで保存も可能だ。iPhoneの中で最もストレージ容量を奪われがちな写真やビデオが外付けデバイスに保存されるというのは、容量の小さなiPhoneを使っている人には便利だ。
j5 createのType-Cに対応したチャージステーションとポータブル・ミニドッグ。チャージステーションは電源供給とUSBの入出力に対応。ミニドッグはHDMI出力が2つあり、4Kまでに対応できる、ミニドッグ側は必要に応じてVGA端子のついたものなどを使うことも可能だ。
今回一番興味を惹かれたのは「光」を使って電力を供給するというWI-CHARGEのワイヤレスパワーサプライシステム。天井のアダプタと本体に付けたレシーバーの間を光で繋いで給電が可能なシステムで、レシーバーの上に手をかざすと充電が止まる。写真のスマホはAndroidだが、iOS用のものも開発中。年末の発売を目指しているそうだ。
アダプタはコンパクトで光を出してるようには見えない。レシーバーはAndroid端末についているが、iOS用ももちろん準備中。もしスマートフォン本体に組み込めれば、将来的にワイヤレスで給電が可能なシステムもできそうだ |
最後にまーどうなるかわからないけどこんなものも紹介して、Apple製品のための駆け足COMPUTEX速報を締めよう。