デスクトップ向けの高品質なFLOW対応キーボードを!

個人的には、FLOW機能に対応した製品は即買いしてもいいくらいだ。発表会や展示会、講演会などでの作業にはノートPCを使うが、原稿の仕上げは自宅のデスクトップPCで行うことが多いため、取材メモや画像、音声のファイルコピーが必ず発生する。これまでは、共有フォルダでファイルをコピーしたり、USBメモリを使ったりしていたが、FLOWなら今どちらのPCを使っているかを気にしなくて済む。

ただ、筆者が本気で環境構築しようとすると、キーボードで困る。

現時点でFLOWに対応するロジクール製のキーボードは、モバイルキーボードに近いラインナップ(K370s/K375s/K380/K780)だ。「キーボードのMXシリーズ」に相当するようなものがない。キーボードのフィーリングは人それぞれだが、長時間の入力作業にはどうしても好きなキーボードを使いたいのだ。

FLOW対応キーボード(上からK780/K375s/K380)。K370s/K375s(カラバリでほぼ同一モデル)以外はモバイルキーボードに近い

ロジクールが誇る「ROMER-Gメカニカルキースイッチ」を使い、UnifingとBloutoothの両対応、できればUSBの有線接続にも対応したFLOW対応キーボードがほしい! 登場するとしたら、それはマウスにおける「MX MASTER」のような製品になるといえるだろう。「その時のPCライフを進化させてきた最高峰のマウス」というロジクールの自信は理解できるし、だからこそ最高峰となるFLOW対応キーボードを強く望むのだ。

繰り返しになるが、今回の新しいマウス(4製品)は、マルチPC・マルチモニタ環境のユーザーにとって、FLOWという画期的な機能を持っている。特にMXシリーズは、電池の持ちもよくなり、カラバリも広がった。可能なら、カラバリと高速スクロールホイールは、店頭で見たいところだ。MX MASTERは大振りなので、女性はMX ANYWHEREのほうがいいかもしれない。

当日のデモ環境。左のWindowsと右のMacを右下のマウスで操作できる。複数ノート環境ならばマウスだけでもかなり使えるだろう

ロジクール製品の統合管理ソフト「Logicool Options」にFLOW対応製品を取り付けると、Flowのタブが表示される