ASUSは「COMPUTEX TAIPEI 2017」で、四角い立方体の中央に開口部を設けた形状のギガビット対応無線LANルータ「ASUS Blue Cave」を発表した。開口部だけ見ると、ダイソンの"羽根のない扇風機"と似ている(ようにも見える)が、れっきとした11ac準拠のハイエンド無線LANルータだ。

ASUS Blue Cave。"Cave"は洞窟や洞穴のこと

縦16cm×横16mと、ルータとしてはやや大きめの四角いきょう体の中央に、電波強度を高めるためだろうか、青い金属カバーで覆われた開口部が設けられている。IntelのWi-Fiチップを搭載し、IEEE802.11acをサポート。デュアルバンドAC2600に対応しており、規格上では最大1,734Mbps(11ac時)の高速通信が可能なハイエンドの無線LANルータだ。

横から見たところ。この部分のサイズは約8cm

中央は完全に穴が開いた状態

アンテナは内蔵式。本体の縦4辺の縁に沿ってそれぞれ1本ずつ、計4本を内蔵する。"ストリーミングが快適で、IoTデバイスをスムーズに接続できる"とし、Webサービス「IFTTT」にも対応。接続デバイスの管理機能も備えるという。

セキュリティはWPA2のPSKおよびEnterprise, WPAのPSKおよびEnterpriseに対応し、簡易無線LAN設定機能「WPS」にも対応。搭載ポートはWAN側×1、LAN側×4、USB 3.0×1。重さは800gだ。

2017年のQ3期もしくはQ4期に提供を開始するとのこと。価格は未定。

本体背面には、無数の小さな穴があいている。ポート類は下部にまとまっている