Huaweiは5月23日(ドイツ時間)、ドイツのベルリンで新製品発表会「Huawei Global Product Launch」を開催し、13型モバイルノートPC「MateBook X」を発表した。ヨーロッパにおいて、2017年夏の発売を予定し、価格は1,399ユーロから。

「MateBook X」は、同社がフラグシップモデルと位置付けるモバイルノートPC。アスペクト比3:2の13型(2,160×1,440ドット)ディスプレイを搭載する。幅4.4mmの狭ベゼルを採用し、フットプリントを小型化。さらに薄さ12.5mm、重量1.05kgの薄型軽量ボディで高いモビリティを備える。

CPUに第7世代Intel Core i5/i7を搭載しながらもファンレス仕様で、航空宇宙分野でよく使われる「Microencapsulated Phase Change Material」(MPCM)を採用した冷却システム「Space Cooling Technology」によって、内部を冷却するという。

また、スマートフォンで培った指紋認証技術を活用し、電源ボタンに指紋センサーを統合。Windows 10の生態認証機能「Windows Hello」に対応する。このほか、スピーカーはDolbyとの共同開発でDolby Atmosをサポートする。

主な仕様は、CPUがIntel Core i5-7200U/i7-7500U、メモリが4GB/8GB、ストレージが256GB/512GB SSD、ディスプレイが13型(2,160×1,440ドット)IPS液晶で、表面をコーニングのゴリラガラスで保護する。OSはWindows 10 Home 64bit。

通信機能はIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(2x2 MIMO対応)、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB Type-C×2、オーディオポートなど。バッテリ容量は5,449mAh。本体サイズはW286×D211×H12.5mm、重量は1.05kg。本体カラーはPrestige Gold、Space Grey、Rose Gold。

2017年夏の発売を予定し、ヨーロッパ向けの価格はIntel Core i5-7200U/8GBメモリ/256GB SSDで1,399ユーロ、Intel Core i5-7200U/8GBメモリ/512GB SSDで1,599ユーロ、Intel Core i7-7500U/8GBメモリ/512GB SSDで1,699ユーロ。

Huaweiは、従来から展開する2in1タブレットの新モデル「Matebook E」のほか、15.6型ノートPC「MateBook D」の投入も発表。MatebookシリーズのラインナップにクラムシェルノートPCを拡充し、PC市場への積極的な取り組みを示した。