発表会の翌日、Chang氏は日本からイベントに参加した関係者を集めたミーティングにも出席して、日本の「HTCファン」に向けた思いを語った。

Chang氏はHTCというメーカーにとって、日本はとりわけ大切な市場であるということを強調している。

「日本でもいまiPhoneが高いシェアを占めていると聞いているが、『ありふれたものを持ちたくない』『他人とはひとあじ違う個性を主張したい』という方々が多くいることを私は知っている。先進的なデバイスやサービスを自らの意志でセレクトできる日本のファンに向けて、HTCはこれからもパートナーであるキャリアの方々と密に連携しながら、魅力溢れるスマホを提案していきたい」(Chang氏)

HTCは現在もアーリーアダプター層に多くのファンを持つブランドだが、これからはデザインをいっそう洗練させ、HTC U11を足がかりにファン層を拡大していく考えであるという。

日本発売が未定とされた「ソーラーレッド」。果たして上陸はあるのだろうか

本機には5つのカラバリが発表されたが、HTCのコーポレートカラーでもあるレッドを基調とする「ソーラーレッド」だけが日本で発売未定とされている。ところがChang氏は「このソーラーレッドの鮮やかな赤は、日本と台湾の若いスマホユーザーをイメージした色」であるとコメントしている。日本から多くのラブコールを送る、ソーラーレッドの日本上陸は遠くない将来に実現するのかもしれない。