厚生労働省は5月10日、違法な長時間労働や賃金不払いなど労働関係法令に違反した疑いで送検された334の企業・組織の一覧を公表した。掲載されている事案は、2016年10月1日以降に公表されたもの。

昨年12月26日に開催された第4回長時間労働削減推進本部において、「『過労死等ゼロ』緊急対策」がとりまとめられ、社会全体で過労死等ゼロを目指す取り組みの強化の1つとして、労働基準関係法令違反に係る公表事案を厚生労働省および都道府県労働局のホームページに一定期間掲載することが決定された。

掲載期間は公表日から1年間となっており、1年が経過したら、最初に到来する月末にホームページから削除される。

今後、同省は全国の送検事案および局長指導事案をとりまとめ、毎月定期に同省のホームページに掲載するとしている。

労働基準関係法令違反に係る公表事案 一部抜粋 資料:厚生労働省