米Dropboxは4月11日 (現地時間)、オンライン・ドキュメントサービス「Paper」のモバイルアプリ(Android、iOS)にオフライン機能を追加、またAndroid版の「Dropbox」アプリにドキュメント・スキャン機能を実装した。

Paperはマークダウンに対応したエディタを備え、クラウドを通じてドキュメントの共同編集や共有を行える。GoogleドキュメントやOffice 365、Evernoteなどと競合するサービスだ。モダンなインターフェイスによる快適な文書作成、他のオンラインサービスとの優れた親和性などからユーザーを増やしているが、今年1月に正式提供が始まったばかりでまだ機能は少ない。オフライン機能は、フォーラムで多くのユーザーから要望されていた機能の1つだった。インターネットに接続していない時でも、ドキュメントの新規作成や最近のドキュメントの閲覧や編集が可能になり、新規アップデート分はインターネット接続時に同期される。また、Paperアプリの対応言語が拡大し、日本語を含む20言語でメニューなどが表示されるようになった。

ドキュメント・スキャンは昨年6月にiOS版のDropboxアプリに搭載され、「iOSアプリでよく利用される機能の1つ」(Dropbox)になった。最新のAndroidアプリでも同じように、カメラで撮影するだけで簡単にPDF形式のファイルを作成できる。手順は「+」ボタンから「ドキュメントをスキャン」を選択、書類や領収書などを撮影すると自動的にトリミングや回転、歪みの調整が行われる。