fossBytesに4月5日(米国時間)に掲載された記事「A Wi-Fi Chip Bug Is Making Millions Of iPhones And Android Phones Hackable, Google Reveals」が、BraodcomのWi-Fiチップに遠隔から制御権を乗っ取ることが可能な脆弱性が存在していると伝えた。このチップはiPhoneや複数のAndroidスマートフォンで採用されている。Appleはすでにこの問題に対応するためのアップデートを提供しているほか、Androidスマートフォンベンダーも随時アップデートを提供するものと見られる。

この脆弱性を発見したのはGoogleのProject Zeroチーム。この脆弱性を悪用すると、攻撃者はスマートフォンの利用者に気がつかれることなくデバイスを乗っ取ることができるとされている。Anrdoid 7.1.1を搭載したGoogle Nexus 6Pでこの脆弱性を悪用した攻撃が検証できたほか、Nexus 6、iPhone 4+、Samsungのいくつかのフラグシップデバイスで同様に攻撃を確認できたとされている。

同チップを採用したAndroidスマートフォンに関しては随時セキュリティアップデートの提供が行われるものと見られる。該当するデバイスを使用している場合、アップデートが提供された場合には迅速に適用することが望まれる。