Samsung Electronicsは3月29日(米国時間)、米ニューヨークで行った製品発表イベントにおいて、Androidで動作するスマートフォンをデスクトップPCライクな環境で使用できるようにする「Samsung DeX」を発表した。4月21日に発売開始になる同社のスマートフォンの新フラッグシップ製品「Galaxy S8」シリーズが対応する。

Dexは「DeX Station」というドックに対応スマートフォンを装着して、HDMI対応のモニター、Bluetooth/USB接続のキーボード/マウスを使って作業できるようにする。DeX Stationは、HDMIポート、USB 2.0ポート×2、Ethernetポート、USB type-Cポート、電源ポート、冷却ファンなどを備える。

Dex Station

「Galaxy S8」を差し込むだけでデスクトップPCライクな環境に

Dex環境では、リサイズ可能なウインドウを複数デスクトップに並べられ、コンテキストメニューやデスクトップ版のWebブラウザを使用できる。サードパーティではMicrosoftとAdobeがDeXをサポートしており、MicrosoftのOfficeアプリ、Adobeのモバイルアプリ(モバイル版Adobe Acrobat Reader、Lightroom Mobileなど)を、Dexのデスクトップライクな機能やユーザーインターフェイスで使用できる。