ジャストシステムは15日、日本語入力システム「ATOK」の月額サービス「ATOK Passport」利用者向けに、登録単語を異なるプラットフォーム間のATOKで同期できる「ATOK Sync AP」の提供を開始した。同日公開のATOK Passport向けアップデータを適用することで同機能を使用できるようになる。
ATOK Sync APは、ユーザー辞書やお気に入り文書といった自身のATOK環境を、WindowsやMacなどと同期できるATOK用サービス「ATOK Sync アドバンス」の拡張機能。ATOK Sync アドバンスでは、MacとWindowsといったPC間ではデータや環境の同期が可能だったが、Android向けアプリ「ATOK for Android」やiOS向けアプリ「ATOK for iOS」で登録した単語はPC側とデータ同期できず、PC側で設定した単語のみがモバイル端末側で利用できる、一方通行の「共有」状態だった。
ATOK Sync APでは、ATOK for Androidで登録した単語が、そのままMacやWindowsのATOK環境と双方向で同期できる。なお、ATOK for iOSでは従来通り共有のみ可能。
対象は、常に最新版のATOKを利用できる月額サービス「ATOK Passport」(月額286円/税別)および「ATOK Passport [プレミアム]」(月額476円/税別)利用中のユーザー。Passportユーザーであれば「ATOK Sync AP」は無償で利用できる。
「ATOK 2017 for Windows」および「ATOK 2016 for Mac」のパッケージ/ダウンロード製品、ATOK for Androidは「ATOK Sync AP」の対象外。