4Kプロジェクター体験会、隠し球はLED光源&のHT9050

ベンキュージャパンは2月10日、THX HD規格認証 4K UHDホームシアタープロジェクター新製品体験会を開催。フルHDのHT6050と4KのHT8050はすでに発表済みで、2月24日から販売されるが、発売前のお披露目となった。

今回展示された新製品。4K UHD対応/THX認証のHT8050

フルHDでTHX認証のHT6050。投影距離に応じたレンズ交換システムを採用

HT6050のオプションレンズ。日本では中間距離のレンズが付属する

後日発売予定のHT9050。POPはX12000となっており国内だけ製品名を変えるようだ。LED光源を採用し、DCI-P3の色域に対応する

体験会ではまず、BenQ Asia Pacific President のJeffrey Liang氏が登壇。家庭用プロジェクター市場に参入して10年の歴史を振り返り、いよいよ「家庭に4Kプロジェクター」を投入するとした。

BenQは、世界のDLPプロジェクター市場と1080pプロジェクター部門でNo.1シェアであるとしつつも、北米とアジア太平洋地域ではNo.1ではない。しかし、画質にこだわるヨーロッパ市場の評価が高く、巻き返しを図る考え。色味に関しては、HDTV分野で標準的なRec.709のカラーマネジメントに対応していることで、メディアから高い評価を得ているそうだ。

DLPプロジェクターは世界のデジタルシネマのほとんどで採用されており、BenQの家庭用シネマプロジェクターは今後、4K UHD、THX認証、Rec.709やDCI-P3といったシネマカラー対応、画像処理、高輝度という5つの技術によって、「家庭でのシネマライク体験」を推し進めると締めくくった。

BenQ Asia Pacific PresidentのJeffrey Liang氏

BenQ家庭用プロジェクターの歴史、今年4K UHDプロジェクターを家庭のAVルームに送り込む

2014年~2016年の世界のDLPプロジェクターと1080pプロジェクターではシェアNo.1だが……

アジア市場では2位。新製品でこの市場でもNo.1を目指す

HDTVの色域「Rec.709対応」でも高い評価を得ているという

今後、4K UHDやTHX認証などの技術でデジタルシネマのような体験を家庭で得られる