新製品群。一番右のHT9050は隠し球で、後日発売予定。LED光源とDCI-P3対応が魅力

新しいBenQホームシネマシリーズは、HT8050とHT6050のほかにHT9050が予定されている。HT9050は、他国でX12000と呼ばれている製品で、これまでになかった高輝度なLED光源による「HLCテクノロジー」を採用。

体験会では展示だけで、電源を入れたデモは行われていなかったが、光源寿命も2万時間と従来の10倍。色域も、Rec.709に加えてDCI-P3に対応するという。

HT6050は1080pのフルHDプロジェクターながら、Rec.709対応、THX認証を取得。また、スクリーンまでの距離として、最短1.7mから11.1mまでに対応した5種類のレンズが用意されているのが特徴だ。日本市場では、3.4m~4.3mの距離に対応した標準レンズが同梱される。

HT8050の特徴一覧。DLPらしい高コントラストの4K UHDプロジェクターが手に届く範囲になってきた

HT6050はフルHDだが、投影距離に応じたオプションレンズとTHX認証が魅力だ

オプションレンズの説明。日本市場ではLS2SDがHT6050に添付される

HT9050は世界初のLED光源4K UHDプロジェクターで寿命が長く、再現色域も拡大した

最後にデモ動画が投影されたが、DLPらしい高コントラストでキレのある画像が、さらに4K UHDの高精細というのは目を見張る。「ホームシアターがあればこんな映像をいつでも見られるのか」と期待させてくれた。(残念ながら筆者宅にAVルームはない……)

デモビデオから。葉脈がクッキリと見えるのは4K UHDならでは

鳥の毛並みも、写真さながらの再現性を見せていた

モノクロでも色漏れが出ない、DLPだから高コントラストとアピールしている