その後、ベンキュージャパンの洞口氏からHT8050とHT6050の製品説明が行われた。HT8050は従来よりも小型化した0.66インチの415万画素DMDチップを採用。XPRテクノロジーを用い、時分割でずらして表示することで4K UHDの全画素を表示するため、特に線画のような表示で他社製品との差がわかるという。

HT8050の主な技術。0.6インチの415万のミラーを搭載したチップを搭載し、時分割で4K UHD表示を行う

他社の技術と異なり、すべての画素を表示するため、特に線画表示で差が出る

色漏れも発生せず、モノクロ表示もクッキリと再現

HT8050はTHX認証を取っており、映画監督が意図したとおりに、コンテンツを忠実に再現可能だ。認証を取るために、THX試験場において、200回におよぶテストを18カ月かけて実施したとのこと。特に色味は、念入りなカラーホイールの品質管理に加え、実際に投影してカラーキャリブレーションを実施。一つ一つの製品に校正レポートを添付して出荷される。

映画監督が意図した表現を再現するTHX認証を得ている

THX認証を取るためには、THX試験場だけで200回のテストと18カ月という期間をかけている

忠実な色再現のベースとなるカラーホイールの品質管理と、実際に投影してキャリブレーションを行っている

製品にはRec.709の測定レポートが入っているそうだ