富士通、Ultra HD BD搭載の「GRANNOTE」など15.6型ノートPC春モデル

富士通は17日、同社製15.6型ノートPC「LIFEBOOK」の2017年春モデルとして、「LIFEBOOK AH」シリーズ3機種を発表した。

発売日は1月19日。価格はいずれもオープン。ラインナップと店頭予想価格(税別)は「LIFEBOOK AH90/B1」が240,000円前後、「LIFEBOOK AH77/B1」が220,000円強、「LIFEBOOK AH42/B1」が140,000円強。

LIFEBOOK AH90/B1

「LIFEBOOK AH90/B1」は、「GRANNOTE」の愛称が付けられたフラッグシップモデル。4K表示対応のタッチパネル液晶を搭載し、ダイヤカットを施したアルミ素材のオンキヨー製ハイレゾ対応スピーカーを搭載する。

前モデルからの進化点は、Kaby Lakeこと第7世代Intel Coreプロセッサを採用した点のほか、4K対応の次世代ブルーレイディスク規格「Ultra HD ブルーレイ」に対応した点、「Windows Hello」対応の顔認証カメラや、USB 3.1 Type-C(Gen2)ポートを搭載した点など。

キーにはガラスのような質感を感じさせるプリズムクリアキーを採用。キーボードは3段階で押下圧の調整が可能で、LEDバックライトも搭載。キーストロークは2.5mmを確保する。キーの列ごとに階段状の段差を設けるほか、トップをくぼませたキートップを採用し、ミスタッチの軽減が図られている。キーボード面には、引き続きNFCも内蔵する。

ソフトウェアとしては、Office Home & Business Premium 2016、ATOK 2016をプリインストール。電話相談サービス「PCコンシェルジェサービス」の1年間無料利用権が付属し、2年目以降でも修理費用が年1回無料になる。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-7700HQ(2.80GHz)、メモリが8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 630(CPU内蔵)、光学ドライブがUHD BD対応ブルーレイディスク、ディスプレイが15.6型ワイド(3,840×2,160ドット、タッチ対応)IPS液晶パネルなど。OSはWindows 10 Home 64bit。

インタフェースは、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.1、USB 3.1 Type-C(Gen2)×1、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI×1、SDメモリーカードリーダーなど。バッテリ駆動時間は約4.8時間。本体サイズはW378×D256×H25.7～27.4mm、重量は約2.5kg。

LIFEBOOK AH77/B1

ひとつ下の「LIFEBOOK AH77/B1」は、フルHD液晶を採用する上位モデル。ブラック / ホワイト / レッドの3色を用意する。キーボードはプリズムクリアキー仕様だが、LEDバックライトは搭載されていない。

主な仕様は、「LIFEBOOK AH90/B1」から、メモリが8GB×1、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスク、ディスプレイが15.6型ワイド(1,920×1,080ドット、タッチ対応)液晶パネルに変更となる。バッテリ駆動時間は約5.4時間。このほかの仕様は「LIFEBOOK AH90/B1」とほぼ共通。

LIFEBOOK AH42/B1

「LIFEBOOK AH42/B1」は、CPUに第7世代Intel Celeron 3865U(1.80GHz)を搭載したスタンダードノートPC。ブラック / ホワイト / レッド / ゴールドの4色を用意する。

上位モデルから、プリズムクリアキーボード / NFC / 「Windows Hello」対応の顔認証カメラ / タッチパネルが省かれるが、新たにUSB 3.1 Type-C(Gen2)ポートを搭載。ハイレゾ音源対応スピーカーも搭載されていないが、ハイレゾ音源対応ヘッドホン端子は備えられている。

主な仕様は、「LIFEBOOK AH90/B1」から、メモリが4GB(4GB×1、最大16GB)、グラフィックスがIntel HD Graphics 610(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、ディスプレイが15.6型ワイド(1,366×768ドット、タッチ非対応)液晶パネルに変更となる。バッテリ駆動時間は約9.3時間。本体サイズはW378×D256×H25.7～26.4mm、重量は約2.2kg。