セールスフォース・ドットコムは11月29日、日本経済新聞社のオンラインメディアで、最適化した広告配信を実現するサービスを2017年3月から提供開始すると発表した。

両社はセールスフォース・ドットコムが提供するOne to oneマーケティングを実現するマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud」と、日本経済新聞社の日経IDが連携するサービスを提供する。

これまで日本経済新聞社は日経IDを活用して、読者の行動履歴データ管理や、読者の行動パターン分析にもとづくセグメント作成などを、データ管理基盤(DMP)であるKruxで行ってきた。両社はこのKruxを経由して、Marketing Cloudと日経IDを連携させる。

これにより、企業マーケターは、自社がMarketing Cloudで管理する顧客データと日経ID登録者のマッチングを行い、ターゲットとする消費者を抽出できるようになるという。

広告展開に合わせて、企業の目的に合い、かつ、消費者が関心を持つ内容を、日本経済新聞社に依頼してタイアップ広告として制作して掲載することも可能。