エスキュービズムは11月22日、IoTの仕組みを用いてモノをマネタイズし、新しい収益モデルを作り出すというビジネスプラットフォーム「Orange IoT」を発表した。

同社では、これまでにEC-Orange、EC-Orange POS、IoT製品などの開発を通じて実績とノウハウを蓄積してきた。これらを活かして開発したのが、今回のビジネスプラットフォームOrange IoTだという。Orange IoTは、そのプラットフォーム上でデータベースやAPIを機能パーツとして自由に組み合わせることができる。そのため、通常のビジネスプラットフォーム構築と比べて短期間で開発することが可能。

Orange IoTの概要図

具体的には、基幹システムとの連携や顧客情報との連携を行い、新たな決済の仕組みを付与したり、複数のシステムで管理している情報を1つの管理画面で一元管理したりすることができる。

ビジネスプラットフォームを構築するうえで必要な機能メニュー(顧客管理、予約管理、課金管理、デバイス管理など)を実装している。そのため、民泊やシェアオフィスに代表される不動産の時間貸しをはじめ、カーシェアリング、通信販売での定期購入、店舗やチケットショップのオートメーション(無人化)といったビジネスで特に力を発揮するという。

range IoTで実現できる新しいビジネスイメージ

導入第1号として、ビジョンに同ビジネスプラットフォームを提供。多言語対応・決済機能を盛り込んだセルフレジKIOSK端末「Smart Entry」として、「グローバルWiFi」羽田空港店カウンター(国際線旅客ターミナル到着ロビー2階京急羽田空港国際線ターミナル駅2階)に設置される。