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fossBytesに11月2日(米国時間)に掲載された記事「Why The First Windows Drive Letter Is Always C? Why Doesn't It Start With A Or B?」が、WindowsのディスクドライブがCから始まっている理由を紹介した。一定の年齢以上のユーザーにとっては当たり前のことも、技術の進化が早いこの分野ではすぐに当たり前ではなくなることを示しており興味深い。

ほとんどの汎用オペレーティングシステムは物理ディスクに対して何らかの論理ドライブを割り当てて利用する仕組みを提供している。Windowsではこの論理ドライブに対して1文字のアルファベットを割り当てることになっており、この最初の文字がCになっていると指摘。なぜAやBから始まっていないのだろうか、というのが記事の書き出しになっている。

記事では、コンシューマ市場に出回り始めた当初のPCにはハードディスクがついていなかったと説明(「奇妙に思うかい?」と現状との違いを指摘)。この時期のPCには現在では見かけることがなくなったフロッピーディスクドライブがついており、このデバイスが主要ドライブとして使われており、このドライブにAが割り当てられていたと紹介している。さらに、当時のPCには大抵フロッピーディスクドライブが2個付属していたため、論理ドライブとしてAとBが使われていたことから、新たに登場したハードディスクにはCが割り当てられるようになった、としている。

フロッピーディスクが主要な記憶媒体だった当時はフロップピーディスクのアイコンを保存アイコンとして使うことに意味があったが、フロッピーディスクを使わない現在では保存アイコンにフロッピーディスクを利用すると共感が得られないユーザーが存在することになる。