東芝ホームテクノは10月20日、過熱水蒸気オーブンレンジの石窯ドーム「ER-PD200」を発表した。4.3インチのカラータッチ液晶を採用し、自動メニューを325種類搭載する。色はグランホワイト。発売は11月中旬で、価格はオープン、推定市場価格は78,000円前後(税別)。

ER-PD200

ER-PD200は、石窯ドームシリーズの中において、省スペース性を重視する人向けのコンパクトなハイグレードモデルという位置付け。総庫内容量30L未満のオーブンレンジの中では、業界最多(東芝ホームテクノ調べ)の325種類のメニューを、4.3インチのカラー画面で選んで調理できる。液晶画面はタッチ操作に対応し、メニューを決めて素材を準備するだけで調理可能だ。

フライやフランスパンといった食材の表面をカラッとさせる「カラッとあたため」機能、トーストを表面はサクッと中はふっくらと焼き上げる「スチームトースト」など、スチームを利用した機能を備える。これらはより上位の機種も搭載している機能だ。また、ABCクッキングスタジオとの共同開発による、食物繊維が豊富な食材を利用する健康レシピを、9レシピ追加している。

間口は幅39cmと大きく広めに取り、総庫内容量は26Lを確保。庫内底面は「ワイド&フラット」構造で平らになっており、お手入れしやすい設計だ。庫内天井の湾曲した「石窯ドーム構造」は、石窯のように高温で素早く食材表面を焼き上げて、うまみを閉じ込める。オーブン温度は最高270℃を実現した。庫内はセラミックコーティング(とれちゃうコート)を採用。天井ヒーターは埋め込み式になっており、調味料汚れや油脂汚れを比較的容易に落とせてる。

消費電力はレンジが1,430W、オーブンが1,340W(ヒーター出力は1,300W)。待機時の消費電力はゼロで、省エネ基準達成率は100%だ。調理終了後、扉をオープンしてから2分後に自動で電源オフする「オートパワーOFF」機能を備える。本体サイズはW480×D395×H350mm、庫内有効寸法がW376×D320×H213mm、総庫内容量26Lで重量は約16kg。