XYZプリンティングジャパンは10月14日、アイジェット、スマメとの業務提携したことを発表し、3Dプリンタ定額利用サービス「ラクツク」をソフトバンクが運営するプラットフォームサービス「+Style」にて、2017年2月上旬より提供を開始すると発表した。合わせて、同サービス専用にカスタマイズを施した3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0 Pro "ラクツク"エディション」も発表した。

「ラクツク」活用のイメージ

「ラクツク」は、XYZプリンティングジャパン、アイジェット、スマメの3社が共同で展開する、3Dプリンタと3Dデータをパッケージにした世界初の定額利用サービス。すぐに使える3Dプリンタの提供に加え、購入後のサポートや3Dデータコンテンツ、3Dプリンタに関するニュースやハウツー情報の定期的な配信、情報共有を促進するコミュニティサービスなどを提供する。同サービスの提供は、ソフトバンクが運営するプラットフォームサービス「+Style」にて、2017年2月上旬よりスタートするという。すべてのサービス利用料は定額制(初回8,820円、2回目以降6,900円/24回払い)を採用し、ユーザーが安心して3Dプリンタを始められるようになっている。

一方、「ダヴィンチ 1.0 Pro "ラクツク"エディション」は、そんな「ラクツク」のために、XYZプリンティングの3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0 Pro」をベースにカスタマイズを施した専用モデル。外観はインテリアとしても使用できるシックなデザインを採用している。本体サイズは幅468×奥行558×高さ510mm、重さは23.5kg(本体のみ)。プリント方式は熱溶解樹脂積層(FFF)方式で、樹脂材質はABS樹脂、PLA樹脂。プリンターヘッドはシングルヘッドでフィラメント直径は1.75mm、ノズル直径は0.4mm。対応データフォーマットはSTL、XYZ Format。対応OSはWindows 7以上、Mac OS X 10.8以上。

オリジナル3Dコンテンツを提供

なお、XYZプリンティングジャパン代表取締役・Simon Shen氏は、次のように述べている。「3Dプリンタだけでなく、関連するさまざまなサービスがワンストップで提供される『ラクツク』によって3Dプリンタが多くの方々にとって身近になることを期待しています。そして、日本の一般消費者向け3Dプリンタ市場がより活性化されることを確信しています。『ラクツク』が提供するサービスは今後も継続的に増強する予定です。是非『ラクツク』にご期待ください」。